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RCR業務の手順について

最終更新日 2017年11月16日

A港でPKI(船卸確認登録(一括))業務されたコンテナ貨物を積戻すため、B港まで保税運送により運送し、RCR(積戻貨物情報登録)業務を実施する場合、どのように手続きをしたら良いですか。

次の2事例を紹介しますので参考にして下さい。

 

【事例1】RCR業務前にCYA実施の場合

  1. A港でPKI業務されたコンテナ貨物を積戻すため、B港まで保税運送により運送することとなった。
  2. A港のCYであるXは、上記積戻貨物を自社が管理するCYから搬出するためCYO(CY搬出確認登録)業務を実施した。
  3. XがCYO業務を実施した時点では、RCR業務が実施されていなかった。
  4. B港のCYであるYは、保税運送で運送されてきた積戻貨物を自社の管理するCYへ搬入するため、CYA(CY搬入確認登録)業務を実施する際、「コンテナ識別欄」に「23(輸入貨物)」を入力した。
  5. 上記積戻貨物についてRCR業務以降の業務が順次行われたため、CYであるYはCLR(船積情報登録)業務を実施し正常に終了した。

★ポイント
上記の事例1において、CYであるYが積戻貨物をCYA業務するまでに、RCR業務が実施されていない場合、YはCYA業務における「コンテナ識別欄」に「23(輸入貨物)」を入力して下さい。
この場合、「コンテナ識別欄」に「22(輸出貨物)」を入力してもCYA業務は正常終了しますが、CLR実施時にエラーとなることがありますのでご留意下さい。
また、誤って「コンテナ識別欄」に「22(輸出貨物)」と入力したことに気づき、CYCを実施しようとしても保税運送で運送される貨物については、エラーとなる(=CYAにより登録した情報の取り消しは不可)となりますので併せてご留意下さい。

 

 

【事例2】RCR業務後にCYA実施の場合

  1. 事例1と同じ。
  2. 事例1と同じ。
  3. CYであるXがCYO業務を実施する前に、RCR業務が既に実施されていた。
  4. B港のCYであるYは、保税運送で運送されてきた積戻貨物を自社の管理するCYへ搬入するため、CYA業務を実施する際、「コンテナ識別欄」に「22(輸出貨物)」を入力した。
  5. 上記積戻貨物について以降の業務が順次行われたため、YはCLR業務を実施し正常に終了した。

★ポイント
上記の事例2において、CYであるYに積戻貨物をCYA業務するまでに、RCR業務が実施されている場合、YはCYA業務における「コンテナ識別欄」に「22(輸出貨物)」を入力して下さい。
この場合、「コンテナ識別欄」に「23(輸入貨物)」を入力すると、CYA業務はエラーとなります。